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陶芸教室に通ってもうすぐ一年です。結婚とほぼ同時に始めました。

陶芸は前からやりたいと思っていました。でも同時に生活が安定してからとも思っていました。
結婚＝生活の安定ではないのですが、結婚が始める大きなきっかけになりました。
その理由は最近になってわかってきました。

実家暮らしだと、作品を使う予定も置く場所もなかったことです。
すでに十分すぎる食器が家にあり、もらったまま未使用のものが余っている状態です。
しかもうちは整理整頓には縁のない家…。

さらに食事を作るのが母で、当然盛りつけも母です。
好きな皿を使う権利を邪魔することはできませんでした。
素人の作った分厚い皿より軽くて薄い皿のがいいでしょう。
うちの母は非常に合理主義なので、せっかくつくったからなんてことは言いません。
（母の日のプレゼントも現金希望の人です。好きな物を買ってあとで見せる方がいいそうです。

というわけで、ヒマと台所を手に入れたことで陶芸を始める準備ができました。
家にはまだ食器が少ないので、気づいた物から順につくっています。
これまで湯呑み・お皿いろいろ・コースター・ご飯茶碗などをつくり、今回は前日がカレーだったのでカレー皿をつくることにしました。

陶芸のいいところは不器用でも何とかなる！ということです。
割れなければ失敗にはならないです。
形がいびつでも釉薬（うわぐすり）かけが適当でも見事に「味がある」になります。←皮肉ではないです。
家庭科や美術（図工）で居残りながらいつも出来の悪い作品ばかりつくっていた私でも大丈夫でした。
実際使える物がつくれて、出会えてよかったという趣味です。

土をこねると集中して２時間半があっという間にすぎていきます。
たまに残業することもあるくらい。
今気づいたのですが、土は意外と水で洗うとすぐ落ちて、爪に挟まったままなんてことはありません。
後に引かない泥遊びという感じです。
だから子どもがやってもいいと思うのですが、なぜか子ども向けや親子の教室はないです。